らくガキ日記

アモイ在住の兼業イラストレーターの日記

妄想中国論01”竜の鱗”

日中友好と言う言葉はあまり好きにはなれません。
その言葉をつかってしまうと、なんだか疲れてしまうのです。
仲の悪くなる理由があるのに、無理に仲良くするのは
お互いにとって良くないと、私の乏しい経験は申しております。
仲が悪いなりに、これくらいなら許せるか•••くらいで、
お互い快適に暮らしていく関係を作るのが、大人というものだと思うのです。
私はアモイという中国の沿岸部の地方都市で働いており、
中国人の奥さんをもらった関係から、内陸部の農村の方たちと
親戚付き合いをしてるという状況に現在あります。
最近、私は中国という存在に思いをもつ日本の方たちに、
何らかの説明責任が自分にはあるのではないかと考えてしまうのです。
もちろん、中国の専門家ではありませんし、客観的な判断はできないでしょう。
これから書くことは、私の置かれている環境から生まれる偏見でしかありませんし、多くは妄想を含みます。
実は、私がお伝えしたいことは、むしろこの妄想なのです。
今、中国は天下に気炎を吐く一匹の大竜です。でもその鱗の一つ一つは、
子供の将来を心配し、自信の老いに不安を感じる私たち日本人と同じ弱くて小さい人間に過ぎません。
私が中国に見てしまうのは
存命だったときの祖父母であり、
若かりし頃の両親であり、
いつのまにかどこか遠くに走って行ってしまった、幼かったときの私や妹の後ろ姿なのです。
私もそうでしたが、これからの日本の方たち(とくに若い人)は
中国という存在によって大きな影響を受けながら生活して行くのだと思います。
お役に立てるか分かりませんが、自分なりの中国論を一つやってみたいと思います。
最初のキーワードは”床”です。
本日もお出でいただきありがとうございました。
変圧器が壊れて今までスキャンができませんでした。
久しぶりの落書きです。やっぱり文章だけだと心もとないです。